2012年02月08日
訓練生活
訓練生活
さて、パルボでの入院生活中が彼にとって最大の成長期であったようだ。なにしろお見舞いにいく度に手足や鼻や耳がにょきにょきと伸びていたと言っても過言ではない。
《チャアリィ》が奇跡的に一命を取り留めた後、私たちは彼の成長ぶりを喜ぶとともに不安を感じ始めていた。病歴とは裏腹に彼の生命力は大変強いものがあり、まことに感情的・直線的・破壊的で落ち着きのない性格の持ち主であった。そして小・中型犬と異なり彼のエネルギーが飼い主ではなく第三者に向かった場合の危険性は放置できるものではないと悟ったからである。
こうして《チャアリィ》はいわば全寮制の警察犬訓練所に3ヶ月ほど預けられることになった。訓練所においても彼は札付きの劣等生として有名であった。
一般的に子犬は落ち着きがないのが普通であるが《チャアリィ》の場合、「3歳になれば落ち着きますよ。」と自信たっぷりに言った訓練士さんの言葉は「5歳になれば・・・。」「う~ん。7歳かなぁ・・・。」という変遷を遂げ、苦節10年でようやく落ち着いた感がある。
(チャアリィと訓練士さんの名誉のために補足しますが訓練の効果がなかったわけではありません。)
訓練所は週末になると飼い主達に解放され、私達は《チャアリィ》と面会が出来る。面会と同時にこれが肝心なのだが訓練の進み具合を確認したり、飼い主に対する訓練を受けたりもする。さらに預けられている犬同士・飼い主同士の交流の場にもなり、さながら小さなムツゴロウ王国の様相を呈していた。
さて、パルボでの入院生活中が彼にとって最大の成長期であったようだ。なにしろお見舞いにいく度に手足や鼻や耳がにょきにょきと伸びていたと言っても過言ではない。
《チャアリィ》が奇跡的に一命を取り留めた後、私たちは彼の成長ぶりを喜ぶとともに不安を感じ始めていた。病歴とは裏腹に彼の生命力は大変強いものがあり、まことに感情的・直線的・破壊的で落ち着きのない性格の持ち主であった。そして小・中型犬と異なり彼のエネルギーが飼い主ではなく第三者に向かった場合の危険性は放置できるものではないと悟ったからである。
こうして《チャアリィ》はいわば全寮制の警察犬訓練所に3ヶ月ほど預けられることになった。訓練所においても彼は札付きの劣等生として有名であった。
一般的に子犬は落ち着きがないのが普通であるが《チャアリィ》の場合、「3歳になれば落ち着きますよ。」と自信たっぷりに言った訓練士さんの言葉は「5歳になれば・・・。」「う~ん。7歳かなぁ・・・。」という変遷を遂げ、苦節10年でようやく落ち着いた感がある。
(チャアリィと訓練士さんの名誉のために補足しますが訓練の効果がなかったわけではありません。)
訓練所は週末になると飼い主達に解放され、私達は《チャアリィ》と面会が出来る。面会と同時にこれが肝心なのだが訓練の進み具合を確認したり、飼い主に対する訓練を受けたりもする。さらに預けられている犬同士・飼い主同士の交流の場にもなり、さながら小さなムツゴロウ王国の様相を呈していた。
2012年02月06日
闘病生活のはじまり、そして改名
闘病生活のはじまり、そして改名
1ヶ月後に予防接種が済んだが、突然《チャーリー》が激しい下痢の症状に見舞われた。ただの下痢とは様子が違うと感じて動物病院に駆けつけると「パルボ」という病気で極めて危険な状態であると診断され、即刻入院ということになってしまった。「パルボ」という病気は人間の病気に例えるとコレラや赤痢のようなもので別名「犬コロリ」と呼ばれていることが判り愕然とした。幸い発見が早かったお陰で《チャーリー》は奇跡的に一命を取り留めることができたが強い薬のせいで歯がボロボロになってしまった。まだ乳歯でよかったと思っていたらすでに永久歯であると指摘されてしまった。パルボウィルスは予防接種の対象となっている病気なのだが不運にもその予防接種が引き金となり発病してしまったらしい。彼はその後もお腹の調子が不安定でコクシジウムという腸内細菌が異常発生したり肺炎になりかけたりホットスポットという皮膚炎が治らなかったりとまるで病気のデパートのような人生(犬生)を歩み始め、《チャーリー》と言う名は画数が悪いということで《チャアリィ》と改名をすることになった。
1ヶ月後に予防接種が済んだが、突然《チャーリー》が激しい下痢の症状に見舞われた。ただの下痢とは様子が違うと感じて動物病院に駆けつけると「パルボ」という病気で極めて危険な状態であると診断され、即刻入院ということになってしまった。「パルボ」という病気は人間の病気に例えるとコレラや赤痢のようなもので別名「犬コロリ」と呼ばれていることが判り愕然とした。幸い発見が早かったお陰で《チャーリー》は奇跡的に一命を取り留めることができたが強い薬のせいで歯がボロボロになってしまった。まだ乳歯でよかったと思っていたらすでに永久歯であると指摘されてしまった。パルボウィルスは予防接種の対象となっている病気なのだが不運にもその予防接種が引き金となり発病してしまったらしい。彼はその後もお腹の調子が不安定でコクシジウムという腸内細菌が異常発生したり肺炎になりかけたりホットスポットという皮膚炎が治らなかったりとまるで病気のデパートのような人生(犬生)を歩み始め、《チャーリー》と言う名は画数が悪いということで《チャアリィ》と改名をすることになった。
2012年02月06日
1993年秋
1993年秋
1993年の秋に某ペットショップで《チャアリィ》と出会った。ペットショップには時折目的もなく入るのだが、いつもは可愛らしい子犬たちを眺めるだけで店を後にするのが常であったがその日は違った。家路についた車の助手席の妻のひざの上のまるでケーキの入れ物のような小さな箱の中にはゴールデンレトリバーの子犬(♂)がいた。
決して計画的に犬を飼い始めたわけではない。認めたくはないがペットショップの店員さんのクロージングの殺し文句「チョットだけでも抱いてみませんか?」という一言でいとも容易く衝動買いをしてしまったというのが真相である。
深く考慮して飼い始めたわけではない彼の名はやはり気の利いた名前を見出す間もないまま、なんとなく《チャーリー》と名付けられた。その時点で私は彼によって自らの生活が大きく激変するなどとは夢にも思っていなかった。
1993年の秋に某ペットショップで《チャアリィ》と出会った。ペットショップには時折目的もなく入るのだが、いつもは可愛らしい子犬たちを眺めるだけで店を後にするのが常であったがその日は違った。家路についた車の助手席の妻のひざの上のまるでケーキの入れ物のような小さな箱の中にはゴールデンレトリバーの子犬(♂)がいた。
決して計画的に犬を飼い始めたわけではない。認めたくはないがペットショップの店員さんのクロージングの殺し文句「チョットだけでも抱いてみませんか?」という一言でいとも容易く衝動買いをしてしまったというのが真相である。
深く考慮して飼い始めたわけではない彼の名はやはり気の利いた名前を見出す間もないまま、なんとなく《チャーリー》と名付けられた。その時点で私は彼によって自らの生活が大きく激変するなどとは夢にも思っていなかった。




